雨天決行!“濡れて強くなる”陸上大会、雨の日に準備すべき12のこと

はじめに|雨が降っても、タイムは止まらない

晴れの日に比べて、雨の日の陸上大会は何かと大変。
濡れる、冷える、滑る、視界が悪い──条件は確かに不利です。

でも実は、雨天レースには“準備の差”がモロに出るってご存知でしたか?
この記事では、雨の陸上大会で最大限のパフォーマンスを引き出すために準備すべき12のことを紹介します。
初心者からベテランまで役立つ内容を、選手・保護者・指導者の視点も含めてお届けします。


1. 撥水スプレーでユニフォームも“装甲化”せよ

雨の日のユニフォームが身体に張り付くと、パフォーマンスが落ちます。
あらかじめ撥水スプレーを吹きかけておくことで、水分を弾きやすくなり、重くならずに済む
特にスパッツタイプやランシャツには効果抜群。


2. スパイクのピンは“雨仕様”に変更

ウェットなトラックでは、短めのピン(6mm)からやや長め(7〜9mm)に切り替えることでグリップ力を確保。
ピンの状態も要チェック。錆びや摩耗はNG。
最悪、滑って転倒…なんてことも。


3. 靴下は“替え”が命。最低2足は用意

濡れた靴下ほど、テンションの下がるものはない。
アップ用・試合用・帰宅用の3セット持っていけば、心にも余裕が生まれます。


4. タオルは2枚が基本。1枚は防水袋に

1枚は濡れてもいい用、もう1枚はレース後の着替え用。
密閉できるビニール袋やジップロックに入れておくと清潔さを保てます。


5. ビニール袋は“超万能”。10枚くらい持って行け!

・濡れたシューズを入れる
・使い終わったユニフォームを仕分け
・突然の雨具代わりにかぶる

ビニール袋は想像以上に活躍します。できれば「取っ手付き」が便利です。


6. 大きめのレジャーシートは“基地”になる

荷物を置くとき、着替えるとき、しゃがんで食事を取るとき。
濡れた地面から自分を守るために、1枚は必ず持っていきましょう。
ブルーシートでもOKですが、布製タイプのほうが滑りにくく安心。


7. 雨でも滑らないアップ用メニューを事前に決めておく

滑りやすいグラウンドでのダッシュやスキップは、怪我の元。
そんな日は、

  • スタンドでの階段ドリル
  • ハムストリング系の静的ストレッチ
  • チューブやラダーを使った“場外アップ”

など、“その場に応じたアップ”を事前に用意しておくと安心です。


8. スタート練習は現地の感覚で

雨の日のスターティングブロックは、「滑る」「沈む」「感覚が違う」
自分のスタブロはあっても、実際のトラックとの相性は要確認。
スタート練習は現地で必ず行いましょう。


9. ビニールカッパは“ダサさ”よりも“温かさ”

レース直前まで羽織っておけるビニールカッパ。
「ちょっと恥ずかしい…」と思う気持ちを超えて、身体の芯を守る道具として使ってください。
透明タイプならユニフォームが見えて、見栄えも◎。


10. 晴れの日とは別メニューで“イメトレ”する

視界が曇る、風が冷たい、水しぶきが顔にかかる…。
これらは**“想定外”ではなく、“想定内”にしておくべき現象**。
「雨の中で走ってる自分」をイメージし、対処法まで頭に入れておきましょう。


11. 保温対策には“ネックウォーマー”が最強

首元が冷えると、体幹まで冷える。
とくに待機時間が長い種目の選手は、ネックウォーマー+薄手の手袋で温度管理を徹底しましょう。
風邪をひいて次の週の練習を休むのが、いちばんもったいない。


12. メンタルは“雨を味方につけた方が勝ち”の世界

最後はここに尽きます。
雨の日に「最悪だ」と思っている選手は多い。
つまり、雨を「チャンス」だと思える人間が、差をつけられる。
「雨の日でも俺(私)はブレない」──この心が、パフォーマンスに直結します。


おわりに|“雨天の勝者”になれ

雨の日の陸上大会は、つらい。
でも、そのつらさを受け入れて、味方にできた選手が最後に笑うのです。

準備8割、当日2割。
その8割に“雨対策”が含まれていれば、あなたの実力はいつも通り以上に発揮されるでしょう。

「雨の日こそ、勝てる日。」
そう信じて、あなたも“雨天決行の勝者”になってください。

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