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ケガしやすい人必見!陸上選手が知っておくべきストレッチ・ケア法10選

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はじめに|ケガを“運”だと思っていませんか?

「また足を痛めた」
「試合直前で肉離れ…」
「疲労骨折なんて、自分には関係ないと思っていたのに」

陸上競技においてケガは“つきもの”と言われがちです。
しかし、それは本当でしょうか?

実はケガの多くは“予防可能”です。

この記事では、**「ケガしやすい人の習慣」と「改善のための具体的ストレッチ・ケア法」**を10個厳選して紹介します。

誰でもできる、でも“やっていない人が多い”アクションをまとめました。

この記事を読めば、今日からケガ予防が始められる。
そして何より、安心して走る自信が手に入るでしょう。


【1】ダイナミックストレッチ|ウォーミングアップの鍵は“動的”に

|静的ストレッチはNG!?

ウォームアップでいきなり前屈していませんか?
実はスタート前に筋肉を止める動き(静的ストレッチ)をすると、パフォーマンスが低下することが研究で明らかになっています。

|おすすめメニュー

  • レッグスイング(前後左右)
  • ランジツイスト
  • ハイニー(膝上げ)×10歩
  • アームサークル(腕回し)

筋肉を“動かしながら伸ばす”=筋温上昇+可動域向上を同時に叶えます。


【2】ハムストリングケア|肉離れ予防の最前線

|スプリンター最大の敵、「ハム離れ」

100mや200mでは、ハム(太もも裏)に爆発的な負荷がかかります。
最もケガが起こりやすい部位とも言われます。

|ケア法

  • スタティックストレッチ(10〜15秒)
  • フォームローラーでの筋膜リリース(1部位30秒)
  • ベッド上での“足上げリズム運動”

「張りを感じたら、即ケア」の意識がパフォーマンス寿命を延ばします。


【3】足裏ケア|小さな筋肉がパフォーマンスを決める

|地味だけど超重要

足の裏は「第二の心臓」と呼ばれることも。
ここが硬くなると、膝・腰・首にまで影響が出るとされています。

|おすすめケア

  • ゴルフボールで足裏コロコロ
  • 足の指グーチョキパー運動
  • タオルギャザー(足指でタオルをたぐる)

レース前日には必ず足裏チェックを!


【4】肩甲骨はがし|上半身の“連動性”を高めよ

|走りに肩って関係ある?→あります

肩甲骨が固まっていると、腕振りがスムーズにいかず、脚の動きまで連動が悪くなるのです。

|ストレッチ方法

  • 壁タッチストレッチ(腕を背後に回して壁につける)
  • 肩甲骨回し(両肩で大きな円を描く)
  • チューブで肩甲骨引き寄せ

上半身の自由度=スプリントの推進力、と考えよう。


【5】股関節ストレッチ|「脚が上がらない」の根本原因

|特に女子選手は要注意

骨盤が安定しないと、股関節が固まりやすく、脚の動きが極端に制限されます。

|おすすめメニュー

  • 開脚ストレッチ(無理なく30秒キープ)
  • 膝倒し運動
  • スパイダーランジ(四つん這い+足踏み)

滑らかなストライドには、柔らかな股関節が不可欠。


【6】腸腰筋ほぐし|“姿勢崩れ”はこの筋肉から始まる

|知られざるインナーマッスル

腸腰筋(ちょうようきん)は、体幹と脚をつなぐ“隠れ主役”
ここが弱い、または固まっていると、腰痛やピッチの乱れが起こります。

|ケア方法

  • チューブを使った膝引き寄せ
  • フロントランジ(左右各10回)
  • 仰向けでの足バタバタ運動

【7】アイシング|炎症は“冷やす”が基本

|ケガ予防はケアの積み重ねから

練習後に少しでも違和感がある場所は、迷わず冷やすこと。

|アイシングのポイント

  • 15〜20分を限度に
  • タオルで巻くこと(凍傷防止)
  • できれば心臓より高い位置に

「痛くなってから」では遅い。
「痛くなる前に」冷やす意識を。


【8】セルフマッサージ|指先ひとつで、リカバリー

|プロ選手が“習慣化”している

「マッサージはプロの仕事」と思っていませんか?
実は一流選手ほど**“自分でほぐす”時間を大切にしています。**

|道具

  • テニスボール
  • フォームローラー
  • マッサージガン(あると便利)

夜寝る前、たった5分で翌日の感覚が激変します。


【9】呼吸法トレーニング|“酸素の入り口”を整える

|肺だけで呼吸してない?

陸上選手の多くは、呼吸が浅く、横隔膜がうまく使えていないと指摘されます。

|改善法

  • 鼻呼吸トレーニング(吸う→止める→吐くの3段階)
  • ドローイン(お腹を凹ませた状態で呼吸)
  • 呼吸+ストレッチ(息を吐きながら深める)

心身のリラックスにも絶大な効果を発揮します。


【10】“何もしない”というケア

|休む勇気、持っていますか?

最も軽視されがちで、最も重要なケア。
それが「完全休養日」です。

筋肉も心も、回復の時間がなければ壊れていく一方。

|休養日にやること

  • ストレッチだけ(15分)
  • 半身浴
  • リラクゼーションミュージック
  • よく寝る!

最強のコンディションは、「やること」より「やらないこと」で整う場合もあるのです。


まとめ|ケガを「卒業」するために必要な10の習慣

No.ケア法メリット
1ダイナミックストレッチパフォーマンス向上+ケガ予防
2ハムストリングケア肉離れ予防
3足裏ケア姿勢改善、連動性向上
4肩甲骨ストレッチ腕振り改善、スピード増
5股関節ストレッチ可動域UP、ストライド安定
6腸腰筋ほぐし姿勢&ピッチ改善
7アイシング怪我の芽を早期に摘む
8セルフマッサージ筋肉疲労回復、感覚のリセット
9呼吸法自律神経の安定、リズム感強化
10何もしない勇気(完全休養)オーバートレーニング防止、回復効率UP

おわりに|「ケガしやすい人」から「ケガと無縁の人」へ

ケガをするたびに、成長は止まる。
でも、ケアを習慣化できれば、あなたは確実に“壊れない選手”になれる。

今日からでいい。
ひとつでも、生活の中に取り入れてみてください。
そして、走り続けてください。
“本当に速い自分”に出会うために。

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