「ただ走ってるだけでしょ?」──そんな言葉を、何度飲み込んできただろう。
でも、知ってる。陸上って、ひたすら走るだけじゃない。
そこには、誇りがあって、苦しみがあって、仲間がいて、ドラマがある。
このページを開いた君は、もしかしたら今もタータンの上を走ってる人かもしれないし、かつて陸上に青春を捧げた人かもしれない。
いずれにせよ、「あるある」に共感して、笑って、泣いて、何かを思い出してくれたら嬉しい。
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陸上部あるある50連発
【1】タイムが0.1秒縮まるだけでガッツポーズ
たった0.1秒。されど、人生が変わる0.1秒。
【2】「1キロ何分で走れる?」と聞かれても困る
短距離なのに……。しかも練習とレースは違うんだよ!
【3】靴擦れよりスパイク焼けが痛い
スパイクを脱いだら、甲がパンダ模様になってた。
【4】水分補給は“水”じゃない。スポドリこそ命の源
でも、薄めすぎると怒られる。甘いと怒られる。難しい。
【5】ストップウォッチを持った先生を見ると、体が勝手に反応する
「はい、流し5本!」の声に条件反射。
【6】“インターバル”という単語に震える
地獄への入り口。それがインターバル走。
【7】「あと1000mだけ走ろう」は信用してはいけない
大体、あと3セットはある。
【8】陸上部=“休みがない部活”の代名詞
文化祭?体育祭?知らんな。試合前だ。
【9】雨の日も風の日も走る。雪の日だけは許された
ただし「室内で筋トレね」と言われるオチ。
【10】「地味だけどキツい部活」の称号をもつ
派手じゃない。けど、地味に毎日、心身が削れていく。
仲間と笑ったエピソード
【11】陸上部の打ち上げは“食べ放題”がデフォ
炭水化物祭り。もう誰も止められない食欲。
【12】補欠でも、全員で円陣組んで気合を入れる
試合は出られなくても、応援の熱量は負けてない。
【13】「ユニフォーム忘れた奴、絶対誰かいる説」
そして借りたユニフォームが3サイズ上。
【14】合宿で寝坊すると地獄
朝イチ10km走は、目覚まし時計より強力。
【15】背筋トレーニング中、誰かが変な音を立てて大爆笑
でも笑ってると、トレーナーにバーピー追加される。
しんどすぎて泣いた思い出
【16】“タイムが出ない時期”の自己嫌悪
努力してるのに、数字に表れない日々。
【17】怪我でベンチ入りすらできない悔しさ
テーピングを巻きながら、歯を食いしばる時間。
【18】「もう辞めたい」と思ったのに、辞めなかった理由
たぶん、あの仲間がいたから。
【19】引退レースのゴール後、自然に溢れた涙
タイムよりも、終わってしまう事が悲しかった。
【20】応援席から「お前が主将で良かった!」と叫ばれて…
不覚にも、泣いた。全力で泣いた。
陸上部ならではの“あるある思考回路”
【21】階段を見ると、ダッシュしたくなる
なんか本能が「登れ」と言ってくる。
【22】「5分/km」が日常の速度基準になる
ジョグ=5分。早くも遅くもない、絶妙なペース。
【23】「筋トレ」「体幹」「フォーム改善」が口癖
まるでアスリートのセラピスト。
【24】つい道を測ってしまう
「ここ、100mありそう」って思っちゃう。
【25】“靴”に命かけがち
ナイキかアディダスか、それが人生を左右する。
陸上魂が燃える瞬間
【26】ライバルがベスト更新したと聞いて奮起
「負けたくない」じゃなく「勝ちたい」と思う。
【27】OBになっても、試合会場に行きたくなる
もう走らなくても、あの空気が恋しくなる。
【28】記録より“感動”が残るレースがある
負けたのに、なぜか全員で拍手したレース。
【29】後輩が「先輩に憧れて始めました」と言った時
報われた気がした。
【30】誰かが“走り終わって倒れる”瞬間が、何より美しい
命削ってる姿って、こんなに尊いんだ。
陸上部ゆえの“笑える日常”【31〜40】
【31】「走るの好きなんだね」と言われがち
いや、正直キツい。好きっていうより「やるしかない」。
【32】「陸上って、球技より楽そう」と言われると目が据わる
その“地味さ”にどれだけの根性が詰まってると思ってんだ…。
【33】練習後の“コーラ”が五臓六腑に染みわたる
ダメってわかってても飲んじゃう背徳の一杯。
【34】「何部だっけ?」→「陸上」→「……あぁ〜」の流れ、慣れてる
リアクション薄くても、慣れた。誇りはある。
【35】「あの大会の動画、見返す?」→「見返す」
自分の走り、100回は見てる。1フレームずつ。
【36】大会前日は謎にテンション高くなる
なのに寝不足。なのに早起き。青春ってこういう矛盾。
【37】大会当日のバス移動は、修学旅行ばりに盛り上がる
お菓子禁止でも、ちょっと持ってくるヤツいる。
【38】「自分の記録=全て」と言っても過言ではない
通知表より100mタイムが気になる。
【39】新入部員がすぐ辞めると、ちょっと凹む
“陸上の魅力”を伝えきれなかった気がして。
【40】でも「お前らの代が一番良かった」ってOBに言われると、泣きそうになる
それだけで、全部報われる気がする。
陸上という人生のステージ【41〜50】
【41】一生つきまとう“ベストタイム”
社会人になっても「俺、100m11秒台だったんだよ」って言いたくなる。
【42】“スタート位置”での数秒が、人生でいちばん静かだった
どんな雑音も、耳に入らなかったあの瞬間。
【43】「走る夢」をたまに見る
学校のグラウンドを、無限に走り続ける夢。
【44】好きな人の応援があると、100mでもフルマラソン走れそうな気がした
思春期のパワーは記録を超える。
【45】「お疲れ!」の一言が、一番のご褒美だった
誰かが見ててくれるってだけで、頑張れる。
【46】道を歩くとき“着地フォーム”を意識してしまう
ただの歩行も、トレーニングに昇華させるストイック魂。
【47】冬季練習は「修行」って言いたいくらいキツい
空気が痛い。吐く息が白い。でもやる。やらされる。
【48】試合でユニフォーム着る瞬間、毎回震えた
この服が、ただの布じゃなくなる感覚。
【49】記録も順位も関係ない、「自分との闘い」がすべて
陸上は、究極の“自己対話”スポーツだと思う。
【50】そして気づく──陸上部だったあの日々が、人生で一番濃かったってことに。
いつか振り返る時、きっと涙と一緒に笑顔がこぼれる。
陸上部あるあるの魅力とは?
結局、陸上って孤独だ。個人競技だし、練習も地味だし、努力がすぐ報われるわけでもない。
けれど、それでもやる。なぜか辞められない。
なぜなら、そこにしか味わえない「達成感」と「一体感」と「ドラマ」があるからだ。
この記事を読んだあなたに、少しでも「戻りたいな」「あの頃よかったな」と思ってもらえたなら、
この記事を書いた意味はきっとあったと思う。
あとがき|すべての陸上人へ
この「あるある50連発」、あなたはいくつ共感できましたか?
きっと、ひとつでも「うわぁ、わかる〜」って思ったなら、
それはあなたの中に、今も“陸上魂”が生きてる証拠です。
青春を、汗と涙とちょっぴり泥で彩った私たちは、
あの日、確かに誰よりも全力で生きていました。
だからこそ、こうして今も――
あのグラウンドを懐かしく思い出すんだと思います。