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はじめに|「え、マウントしてないよ?」が最大のマウント説
100mを10秒台で走れる人──それは、一般人から見たら“バケモン”であり、短距離界では“やっと一人前”という不思議な存在。
そんな彼らには、本人が無自覚な「名言」や「態度」があるんです。
悪気はない。むしろ自然体。
でも、それが時に“無意識のマウント”になってるって、ご存じですか?
この記事では、100m10秒台ランナーたちにありがちな「無自覚マウント言動TOP5」を、笑いと共感たっぷりに紹介していきます。
第5位:「風なかったら9秒台だったかも」
解説:
彼らにとって“風”とは、人生を左右する運命の風。
- 「-1.2だったしな…」
- 「あと0.3は削れてた」
- 「追い風参考、マジ許さん」
とにかく風の話が多い。
でも、それ聞いてる横の人(12秒台)は思うわけです。
「おれ、風とか関係なく12秒なんだけど」って。
無自覚ポイント:
「今の俺、風次第では世界に片足突っ込んでた」系の語り。本人は真剣。
第4位:「あの時のスタブロ位置、3cmズレてた」
解説:
100m10秒台の人は、3cmのズレで人生を語る。
- 「腰、抜けた感覚あったんだよね」
- 「第1加速フェーズが狂った」
- 「あのピストル、微妙に“間”があった」
もう“誤差”じゃなく、“事件”として捉えている。
でもその話、正直9割の人に伝わらない。
無自覚ポイント:
「お前も感じたよな?ズレ」って顔で言う。でも感じてないの、たいてい君だけ。
第3位:「最近ちょっとタイム落ちて、11.0とかなんだよね」
解説:
この言葉を聞いた瞬間、まわりの陸上部員(特に中距離・跳躍・マネ)はこう思います。
「え、それで“落ちてる”って言うの……?」
100m11秒台前半が全国標準レベルだと知らずに言ってるこのセリフ、謙遜風・圧倒的自慢です。
無自覚ポイント:
「俺って調子悪いんだよね」=「でもお前より速いけどね」という構造が成立していることに、まったく気づいていない。
第2位:「10秒台は“通過点”だから」
解説:
本人はただ目標を語っているだけ。
- 「やっぱ9秒台行きたいよね」
- 「あそこにいる奴らは10秒台じゃ満足してないよ」
でも、それを聞いてる12秒台の高1スプリンターはこう思う。
「え、こっちはその“通過点”がゴールなんだけど?」
無自覚ポイント:
言ってる本人は、自分を鼓舞してるだけ。でも言われた方には、地球と火星くらいの距離を感じさせる。
第1位:「〇〇くん、今年どうせ10.2ぐらいでしょ?」
解説:
10秒台の人たちの世界では、**10.5、10.3、10.1、9.98……**が「誤差」扱いされている。
まるで、
「こないだうどん食べたよ」
「あー俺はそばだった」
くらいのテンションで話すのです。
でも、聞いてる側(11秒台)がその差を見たら──5mの壁。
無自覚ポイント:
「え、10.2ってそんな速くないよね?」的な空気。はい、十分異次元です。
おまけコーナー|10秒台の人にしかわからないあるあるネタ
- スタブロの角度が人生哲学レベルで深い
- 手動タイムは“非公式記録”と即却下
- 市民ランナーに褒められると逆に困る(「いや、そんな速くないんですけど…」)
まとめ|10秒台の世界は、思った以上に“日常”だった
彼らにとっての「10秒台」は、もはや特別なものじゃない。
でも、周りにとっては「え、スーパーマン?」な領域。
だからこそ、自覚のない発言がマウントになる瞬間がある。
とはいえ、それも含めて愛おしいのが、100m10秒台スプリンターたち。
笑いながら、「この人、無自覚だけどスゴイなぁ」と思える社会でありたいですね。